健康食品について、本当に成分が含まれているか、きちんと溶けて吸収されるか、不安になることはありませんか?
ちょっと古いですが、2008年に国民生活センターで、グルコサミン・コンドロイチンの健康食品18品と医薬品4品について検査しております。
今でも関係していそうな箇所をまとめました。
詳細や検査方法についてはリンクよりご確認下さい。
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20080807_1.pdf
グルコサミン・コンドロイチンに関して、こちらの記事でまとめています。
www.yossy-ph.com
コンドロイチン含有量の表示に注意!
「サメ軟骨抽出物(コンドロイチン含有)800mg」
と表示されている場合、コンドロイチンではなく、サメ軟骨抽出物を800mg含んでいるということです。
コンドロイチンが800mg含まれているわけではありません。
悪質な表示には注意しましょう。
コンドロイチン硫酸含有量の調査結果
18品すべてで表示量よりも大幅に少ないという結果でした。
上記したサメ軟骨抽出物等と表示している15品は当然の結果なのですが、コンドロイチンと表示されている3商品も同様に少なかったという・・・
サメ由来と表示されていても、なんらかの陸生哺乳動物由来の可能性がある商品もあるようです。
なんの動物なのでしょう??
ちょっと怖いですね・・・
医薬品の4商品に関しては、表示どおり含有されていました。
コンドロイチン製品は医薬品のほうが良さそうです。
【関連記事】
www.yossy-ph.com
コンドロイチン硫酸量のデータについて
コンドロイチン硫酸量のデータを持っている13社について、12社が原料メーカーからデータを入手しています。
原料メーカーが、含有量の少ないコンドロイチンを販売している可能性もあるのかもしれません。
【関連記事】
原材料と製造工場で選ぶグルコサミン【消去法によるおすすめ4商品】
グルコサミン含有量の調査結果
グルコサミンは全ての商品で表示量と含有量に差はなし、という結果でした。
グルコサミン商品に関しては、表示されている量が含まれていると考えて問題無さそうです。
胃の中での溶けやすさについて
9商品が胃の中で溶けにくいと思われるという結果でした。
今回の調査では半分が胃の中で溶けないと・・・
α-リポ酸の調査でも「17品中5品が溶けやすさに問題あり」という結果がでています。
(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20080918_2.pdf)
大手だから安心というわけではありませんが、崩壊試験等の基準を設けている企業のほうが安全かもしれません。
最後に
グルコサミンよりもコンドロイチンのほうが原料として割高のようですが、その影響もあるのでしょうか。
飲む粒数が多いので、溶けない商品があるのは気になります。
「大手の商品だから安心」とは言い切れませんが、マイナーな商品は避けたほうが良いかもしれません。