今回は個別指導関連の事務員についてです。
通常は保険請求担当者として事務責任者も個別指導に参加します。
当記事は私個人の経験を基に記載しているため、参考にするかどうかは自己責任でお願い致します。
開設者と管理薬剤師と事務員をそれぞれ隔離して指導される場合があると聞いたのですが、私は当たったことがありません。
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- フローでの業務内容
- 未収金含む金銭管理
- 返戻等の請求業務
- 該当月のレセプト
上記4点は毎回確認されております。
調剤フロー
基本的に、事務員がやらなければいけないことは無くて、事務員がやってはいけないこと(薬剤師がやらなければいけないこと)はいくつかあります。
私の場合は、処方入力、印刷物の整理、会計(繁忙時の金銭授受)、手帳への貼付だけが事務員。その他は薬剤師と打ち合わせます。
判断できない質問の回答は「管理薬剤師が管理しているため分かりません。」で統一してもらっています。
管理薬剤師は別の指導官の指導を受けており、そちらがメインのため質問を振られたことはありません。
注意点
処方入力前の患者情報の収集(後発品等も)は薬剤師です。
手帳忘れの対応など聞かれると面倒なため、私はお薬手帳の確認も薬剤師がしていることにします。
薬情や手帳は個別に印刷しているか
業務効率優先でプレビュー等を省略している場合は注意です。薬情や手帳は薬剤師が患者毎に編集して渡すよう指導される場合があります。
後会計
服薬指導が終わってから薬剤師が会計を確定します。
先会計の場合は・・・
レセプトの最終確認は?
管理薬剤師です。
当薬局のフローの中の、エラーリストの確認やレセプト突合など、どちらが担当しているか確認しておきます。
研修の参加
年2回の安全管理研修や、店・会社単位で行っている研修の参加状況も聞かれることがあります。
業務日誌やセミナー関連の提出書類に記載されている場合は整合性を確認しておきます。
未収金
管理薬剤師が行っていることにすれば問題ないかと思われますが、不備・不正が無いかということと、「きちんと催促しているか」ということも重要です。
私は不備の無い未収金管理簿を作っていきます。
返戻・再請求関連
私は不備を見つけたら間に合わなくても依頼返戻(取り下げ、返戻願い)しておき、「現在、依頼返戻中です」と答えてもらうことにしています。
再請求や月遅れ、未請求等は理由を答えられるようにしておきます。
最後に
繰り返しますが、事務さんは困ったら「管理薬剤師が管理しているため分かりません」でいいと思います。
事務員が知らないという理由で査定になることはあまり無い気がします。
通常は確認事項が終わると時間が余るので、管理薬剤師と指導官の行く末を見守っているはずです。
次回の個別指導関連は「開設者偏」をお送りする予定です。