薬剤師よっしーのブログ

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第8回経済財政諮問会議ピックアップ

第8回経済財政諮問会議の議事録が公開されました。

ミスリードするつもりは無いのですが、一部のみ抜粋しておりますので、詳細は厚労省のサイトから確認して下さい。
第8回会議資料 平成29年 会議結果- 経済財政諮問会議 - 内閣府

新浪議員の発言

現在、画期性に乏しい、いわゆるゾロ新を高めの薬価で保険収載しており、画期的な新薬、いわゆるピカ新の開発につながっていない。ゾロ新でもローリスクでそこそこ儲かるから、各社はこぞってこの研究開発をし、結果的に日本の製薬メーカーの競争力が上がらないという実態であると認識している。こうしたゾロ新の開発を助長する制度は、経過的措置を講じた上で、廃止すべきではないか。

私は実態を知りませんが、必要ないと感じる新薬は確かにあります。

会議で毎年薬価改定、新薬創出加算、長期収載品、後発医薬品、費用対効果等についても言及されていますが、
「とにかく全部下げるよ」
の一言で纏めて欲しかったです。

薬局に関して、院内・院外処方で外来投薬の技術料が約3倍違うことに大きな疑問を持っている。

なんでしょうこの今更感は。書くと長くなってしまうので私の意見は割愛します。

もう一度、技術料の水準の違いや薬局の価値を議論して、適切な水準にしていくべきである。方向性としては、重複投薬の是正やリフィル処方箋など、新しい付加価値をかかりつけ薬局に付与していく中で、かかりつけ薬局になるための要件を厳しくする。その上で、かかりつけ薬局とそうではない薬局の報酬に大きな差をつけてはいかがか。

リフィルが導入されたら業界としては画期的ですが、業界内にリフィルを推進する団体がいないという・・・。
私にはリフィル発言は中医協での交渉カードとしか思えません。

門内薬局は、院内調剤と同程度の機能であることを踏まえると、院内処方と同じだと考えている。

この流れはさすがにまずいような気がします。
門内薬局を外来調剤のアウトソーシング的な位置ではなく、薬局として機能させないと。
「敷地内でもかかりつけ」とか言っている人たちへのメッセージなのかもしれませんが、門内薬局で厚労省が敗北してから議論が混沌としている気がします。

当ブログの最初の記事が敷地内薬局についてでしたのでさりげなくご紹介
敷地内薬局(門内薬局)解禁ニュースのメリット その1 - 薬剤師よっしーのポジティブログ


塩崎臨時議員の発言

在宅訪問ゼロが6割、高齢者が10種類以上の薬を飲んでいる例が全体の4分の1もあるなど、かかりつけ薬剤師の効果は不十分である。その機能発揮に向けた取組を強化し、重複投薬を防止するとともに、医師の指示に基づく反復使用できる処方箋、いわゆるリフィル処方を推進し、残薬確認の徹底を通じた無駄な投薬の解消などを進める。

かかりつけ薬剤師の効果がでると在宅訪問が増えるという理屈が分かりません。
薬局提案型が増えるはずということなのでしょうか。

資料によるとこの場合の高齢者は、ある県の平成26年12月の75歳以上のデータみたいです。

都合のいいデータ探してきてないですよね?

私もかかりつけ薬剤師の効果は不十分だとは思いますが、それはむしろ私たちがあなたに言いたい事だよ。

失礼、取り乱しました。

「門内」の薬局について、院内の機能と違いがないのならば、医薬分業の本旨に立ち返って、その機能にふさわしい調剤報酬となるよう、見直しを更に進める。

新浪議員も同じ様なこと言っていた気がしますが、大事な事なので2回言ったのですね。

2020年に予防、健診、医療、介護、これらを全部一気通貫で一人一人の履歴も分かるパーソナル・ヘルス・レコードも分かり、かつビッグデータの分析も一気通貫でできるようにするという大きなシステムを構築しようという、データヘルス改革を今やっている。これができれば、医師が処方しようとしたとき、仮に30分前に他の病院で既に処方されていたとしても、データ入力によりそれが分かるようになる。韓国はすでにそうなっているが、重複処方をしないといいうことも併せてできるようにしたい。

2020年にこのシステムができれば重複投薬や相互作用防止はシステムがやってくれるみたいです。
予算どの程度なのでしょうか。

私は高めが一気通貫で安めがピンフのみと解釈しました。

最後に総理からの御発言の一部抜粋

塩崎大臣におかれては、本日の議論も踏まえ、創薬イノベーションの促進を図りつつ、「国民負担の軽減」と「医療の質の向上」の両立に向けて、年内に結論を得られるよう引き続き議論を深めていただきたい。

塩崎大臣・・・
ブログで適当なこと書いてすいませんでした・・・
大臣って大変ですね・・・
「国民負担の軽減」と「医療の質の向上」の両立に向けて年内に結論ですか・・・


大手にいた頃、今までの議論は何だったのかというような理想論を展開するパワハラ上司を思い出したよっしーでございました。