薬剤師よっしーのブログ

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ドラッグストアの調剤併設店は今後も増えるのか

調剤併設、深夜営業を拡大しているウエルシアが好調のようです。

タイトルとは関係の無い話ですが、イオングループ強いですね。

DgS売上げ1位と2位がイオングループで、Nphaの会長がイオングループって、どの程度の結束力なのか知りませんがCFSとかアオキもいるし個人的に注目です。

早速脱線しましたが、今回は調剤併設店についてです。

私はドラッグストアの調剤併設店は理想の薬局の一つだと思っています。

これからも調剤併設店は増えるのでしょうか?

ちょっと考えてみました。

【目次】

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調剤併設店は儲かる?

当然ですが、調剤薬局を立てるよりも自社の店舗の一部を使うので販管費が安いです。

通常の薬局に必要な駐車場、休憩室やトイレを店舗と共有でき、店舗の物流を使うことができます。

ポイントが付いて、待ち時間に買い物ができる利用者のメリットもあります。

面分業、かかりつけ薬局という厚生労働省の方針にも沿っています。


近隣の医療機関の状況にもよりますが、損益分岐点の金額は通常の薬局より低いはずです。

調剤併設が伸び悩んだ理由

併設店が多い企業では7割近くが調剤併設されていますが、各社調剤併設には苦戦しているように感じます。

その一番の問題は「人」だと思います。

薬剤師の絶対数が足りない

一昔前は出店のために薬剤師が必要で、今は調剤併設のために薬剤師が必要で、ドラッグストアはいつも薬剤師不足に悩まされています。

以前ほどではない気がしますが、人気がないのが原因ではないでしょうか。

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該当する人材がいない

既存の店舗に調剤を併設する場合、1人薬剤師(事務なし)から始めて、処方箋の増加と共に人員を増やしていくのが理想です。

  • 店舗とのシナジーを使って、近隣住民に薬局を認知してもらい、処方箋を増やせる。
  • 1人薬剤師が苦にならない。

この2点に該当している人が少ない印象です。

該当していても、ずっとそこでかかりつけ薬剤師として勤務していくかどうかという問題があります。

1人薬剤師で薬局長になったあと、大型店や新店を希望する薬剤師も多いのではないでしょうか。

出店に教育が追いつかない

研修システムが構築されていて、様々な店舗で勤務できるメリットがあっても、管理薬剤師として独り立ちするには一定の期間が必要です。

しかし出店するペースが速すぎるためOJTに十分な時間をかけられないケースがあります。


関係ないですが、10年前、私が一人薬剤師を経験したのは「入社1ヵ月後」でした。
(今残っている企業でこういうケースはまず無いと思います)

一般販売業のノリが調剤部門にも反映されている会社もあると思います。

今後調剤併設店は増えるのか

上記のような人員等の問題をある程度クリアしている企業が、調剤併設店を増やしている気がします。

しかしこれからは「人」の問題ではなく「金」の問題になるのではないでしょうか。


繰り返しますが、私はドラッグストアの調剤併設は理想的な薬局のスタイルの1つだと思っています。

ただそれは現時点の話であり、今後のことは正直分かりません。


スクラップビルドもあり、ドラッグストア全体はまだ好調ですが、あくまでも母体は一般販売業です。

今までは競合店の少ない地域に出店するだけで利益を確保できた時代もありましたが、最近は赤字店舗も増えてきたように感じます。

調剤が多少黒字でも、店舗が赤字では店は成り立ちません。


店舗は調剤より一足先にデジタルストア、デリバリーと戦います。


もしかすると今後は薬局としては大きすぎる箱が足枷になるのかもしれません。


コンビニ、スーパー、ドラッグストアなど、それぞれに調剤併設のシナジーがあると思います。



私は個人の調剤薬局で働いていますが、調剤という安定した収入を確保しながら、デジタルストアの隙間の小売業や、デジタルストアとの架け橋のような役割を担えないか模索中です。

最後までお読みいただきありがとうございました。