薬剤師よっしーのブログ

業界の裏話や最新ニュース、おすすめ情報、子育て、雑談などなど。ほぼ毎日更新中!!

パパママ薬局とは?定義・意味について考える

みなさんは「パパママ薬局」と聞くとどのような薬局をイメージしますか?

私はパパママ世代の薬剤師夫婦が経営している薬局というイメージでした。

しかしながら最近の使い方はちょっと違うようで、“常勤薬剤師2人以下の薬局”というような意味で使われていることが多いように感じます。

目次

スポンサーリンク


「パパママ薬局」の例文その1

内閣府の第19回 社会保障ワーキング・グループでの伊藤委員の発言です。
全文はこちら
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/summary_19th.pdf

薬局の半数は1人薬剤師であり、2人薬剤師を含めて8割がいわゆるパパママ薬局と呼ばれる小規模店舗になっている。この小規模店舗で地域のかかりつけ機能が本質的な意味でどの程度担えるのか。今後議論が必要である。(一部抜粋)

太字部分が無くても全くもって意味が伝わるのですが、あえてパパママ薬局という表現を使っているように感じます。

ちょっと油断すると8割がパパママ薬局であると誤認してしまいそうです。

ちなみに20店舗以上のチェーンが占める割合は3割程度のはずですので、この場合の小規模店舗には大手チェーンの小規模薬局も含まれているみたいです。

「パパママ薬局」の例文その2

日経DIのコラム 薬局経営者奮戦記~社長はつらいよ チェーンはそんなに悪なのか?より抜粋です。
全文はこちら
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/syacho/201604/546499.html

医薬分業率が70%近くになったのは、薬局チェーンが医療機関の門前に薬局をつくってきたからに他ならない。パパママ薬局ばかりだったとしたら、ここまで分業は進まなかっただろう。(一部抜粋)

抜粋に関するコメントで恐縮ですが、パパママ薬局とは規模拡大をしなかった小規模薬局という意味で使われていると感じます。

薬局チェーンも、最初の1店舗はパパママ薬局だったりすると思うのですが、どうなんでしょう。


最近の使われ方の傾向として
「パパママ薬局の限界」
「パパママ薬局はあと数年でやっていけなくなる」
「パパママ薬局のような店舗を維持するためにはフランチャイズも一考に値する」
等、以前は地域密着の代名詞として使われた「パパママ薬局」という表現が、淘汰されつつある個人薬局という意味合いで使われている気がします。

パパママ薬局とは?

では「パパママ薬局」とは何なのでしょうか?

  1. パパとママが薬剤師の薬局
  2. 薬剤師の管理者と薬剤師でない配偶者が勤務する薬局
  3. 開設者のパパ(ママ)だけが勤務していて、取締役のママ(パパ)はほぼ店舗にいない薬局

私が思いつくのはこのくらいです。


一見ありそうな①の薬局ですが、パパママ世代で経営している薬局を、私はほぼ知りません。

お父さんお母さん薬局というか、叔父さん叔母さん薬局というか、親父お袋薬局というか、じじばば薬局というか、いずれも極めて不適切な表現で恐縮ですが、そんな感じの薬局なら知っています。

②③に関しては①より多いと思いますが、やはり「パパ」「ママ」からイメージされる世代を考えると、以前より少ない気がします。

※私の勝手なイメージです。何歳までがパパママ世代なのかは良く分かりません。気分を害した方がいましたらすいません。

薬剤師夫婦によるパパママ薬局の経営について

開業のハードル・リスクがどんどん高くなっている今、たまたま薬剤師同士で結婚しても開業をイメージしないことが多くなってきている気がします。

開業するにしてもライフワークバランス、リスクヘッジ等の観点から、一人は他の薬局での勤務を検討するのではないでしょうか。

私の妻は薬剤師ではありませんが、仮に妻が薬剤師だとして開業するとしたら、妻には他の薬局で働いて欲しいと思う気がします。

1軒で薬局をやるなら非常勤薬剤師が多いほうが効率的で、妻を外部の収入源と、いざという時に入社してくれるかもしれない薬剤師と考えそうです。(ざっくりですいません)

パパママ薬局は死語?

政策を決める会議やメディア等で発信する人が、「パパママ薬局」という表現をどのような意図で使用しているのか、私には分かりません。

いずれにせよ、パパとママが薬局にいるかどうかは関係ないようです。

「パパママ薬局」という表現を使わずに「個人薬局」や「小規模薬局」と表現すればいいのではないかと感じます。

みなさんは「いわゆるパパママ薬局」と聞いてどんな薬局をイメージしますか?

その薬局にパパとママはいますか?



最後までお読み頂きありがとうございました。
私は最近、長男から「お父さん」と呼ばれるようになり、「パパ」の寿命は短いものだなと感じました。5年後に私が開業するとしたらパパママ薬局には該当しないのかもしれません。