薬剤師よっしーのブログ

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今週の薬局系ニュース|よっしーの給料5年不変、基準調剤加算廃止など

お疲れ様です。

いきなり個人的なニュースからで恐縮ですが、新年早々、社長から「給料を5年間変えない」旨の宣言を受けました。

社長的には「下がらないよ」というメッセージだったようです。

このご時勢なので増えるとも思っていませんでしたし、それほど収入に不満がある訳ではございません。

しかしながら、どうもやる気が下がっております。

皆さんは「今後給料を変えない」と宣言されたら安心しますか?テンション下がりますか?


とりあえず私は頑張ってブログを書くことにします・・・


それでは気になったニュース(2週間分)です。

※見解は個人的なものですのでご了承下さい。引用はすべて一部抜粋。下線・太字は筆者が追記しております。

>>>最新の薬局系ニュースはこちら

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無診察処方の医師逮捕

www.sankei.com

ネットで保険証の画像を受け取り、合計23回診察をせずに処方せんを発行したとのこと。薬局経営者の薬剤師の関与もあったようです。同様の手口で、他の複数の患者に対しても処方せんを発行していとみて捜査しているとのこと。


診察せずに薬を処方するのはグレーだと思っていたのですが、医師法違反で逮捕の境界線はどこなのでしょう。

薬局で、医師が診察をせずに薬を処方した証拠を掴み、警察に訴えると医師は逮捕されるのでしょうか。

もしそうだとすると、逆に見逃した場合は薬剤師にも責任が発生しそうな気もします。

よく分かりません。

遠隔服薬指導、服薬指導の場所について

12月9日の記事で紹介したヤマト・ミナカラの「お薬宅配サービス」に関する議事録が公開されました。長い文章ですが全文読む価値がある資料だと感じました。議事録はこちら(PDF)

久保田氏(ヤマト)

職場での服薬指導というものが現時点では法にNGというような解釈が現状の結果になります。

薬剤師法第22条の「調剤の場所」に職場、公共施設、宿泊施設等を追加して欲しいという主張でした。厚労省の回答は「今後検討する」という曖昧な内容ですが、厚労省の意向に関わらず進んでいくのかもしれません。会社の医務室との違いや遠隔服薬指導についても議論されています。



金丸恭文氏の発言がなんとなく気になったので紹介。

この程度の改正ですごく時間が掛かるようだったら、この国はおしまいだと思うのです。


厚労省(調剤行為について)

例えば粉薬を混ぜたり、水薬を混ぜたり、後で調剤された結果のものを薬剤師が見て確認できないような行為は、基本的に薬剤師以外の方が行うことは望ましくないといった解釈

内容によって「個別の整理が必要」とされていますが、「望ましくない」というグレーな状況は今後改善されるのでしょうか。


バーチャル薬局についてのやり取りです。

川渕専門委員

先ほどアマゾンの話をしましたけれども、日本の医薬分業は非常にいびつだと思います。暴論かもしれませんが、やはり病医院が処方箋を出して、餅は餅屋で、ヤマトさんが届けてくれる。そうしてミナカラさんはバーチャル薬局で服薬指導をして付加価値を付けるというビジネスモデルはいかがでしょうか。今、かかりつけ薬局になると70点付くのですが、その一方で、健康サポート薬局は点数が付かないから全然普及しない。財源を付け替えてミナカラさんは、バーチャル薬局をやってみませんか。

ミナカラ(喜納代表取締役薬剤師)

そうですね。私が目指しているのはオンライン薬局です。オンラインで薬剤師がもっと患者様の日常生活に入っていくことで、患者様のニーズや課題を解決できる余地は多いと考えます。先ほどお伝えしたとおり実際に明らかに患者様のニーズがあります。患者様にニーズがあるからこそ薬剤師が活躍できるという順番でもあるかと思っています。私自身は弊社のサービスをやる中で、薬剤師に相談できること自体に既に患者様のニーズが見えています。なので、オンライン薬局という形で、薬局機能をうまく拡張できたらなというのは私も思っていることです。

 

基準調剤加算廃止・新たな評価を新設

アポネットR研究会で中医協の議論がまとめられています。
2018年調剤報酬改定の見通し(Update) | アポネットR研究会・最近の話題

基準加算部分の抜粋です。

地域医療に貢献する薬局について、一定時間以上の開局や医薬品の備蓄品目数等に加えて、薬物療法の安全性向上に資する事例の報告副作用報告体制の整備を要件とするほか、処方せん集中率が高い薬局等を含めて、夜間・休日対応等の地域支援の実績等を踏まえた評価を新設する。

基準加算廃止というよりは要件の変更のような気もします。

気になるのは集中率が高い門前薬局も算定できるようですが、敷地内薬局も該当するのでしょうか。24時間、年中無休なら敷地内でも儲かるような仕組みとも読み取れます。


今までの中医協では議論されていなかったはずですが、どういう決まり方なのでしょうか。

誰かの面子や一部の薬局の利益を優先するのではなく、医療費抑制や患者さんの利益に繋がる制度になることを願います。

漢方や鍼灸などの伝統医療をWHOが認定へ

産経ニュースで、漢方や鍼灸がWHOに認定される件が異なる視点から紹介されておりました。
www.sankei.com

www.sankei.com
  

ローソン医薬品販売強化へ

www.nikkei.com

2021年度末までに一般用医薬品を扱う店舗を900店に増やす予定だそうです。

今後、処方せんや零売などの医療用医薬品への参入はどうなのでしょう。

日医新キャラクター「日医君」

日本医師会の新キャラクター「日医君」(にちいくん)
f:id:yossy_ph:20180112150858p:plain

画像引用:日医on-line

「犬」だそうです。

最後に

なんだかグレーなことばかりです。

でも今思うと、院外処方が無かった頃はもっと真っ黒なことが沢山あったでしょうから、少しずつ変わってきているのかもしれません。

今年はどんな一年になるのでしょうか。それでは皆様、良い週末を。